現在絶賛公開中の映画「ジュラシック・ワールド/炎の王国」を観てきた。
どうせお金出して見るなら大きい画面の方がいいわよね、ということで、迷わずIMAXの3Dを選択したけど、期待を裏切らないど迫力な映像と、期待以上のストーリー性に大満足。
さすがは今月13日公開からわずか4日間で、動員数145万3,273人、興収21億円以上という結果を早々に出しただけはある。
物語は、3年前に閉園された「ジュラシック・ワールド」があった島の火山が活動を始め、恐竜救出のためパーク元運用管理者のクレア(ブライス・ダラス・ハワード)と、元飼育係のオーウェン(クリス・プラット)らが財団から支援を得て島に向かうも、実は財団に利用され、命からがら逃げ出すというところから始まる。
予告編でもおなじみの、恐竜と人間が火山の噴火に逃げ惑うシーンは、ほんの前哨戦に過ぎない。
後半はゴシック・ホラー映画の舞台にでもなりそうな、大きな屋敷の中というまさかの展開へ。
そしてその後の流れは、人間によって生み出された恐竜たちを人間がコントロールできなくなり、結果大パニックになるという、シリーズ1作目の「ジュラシックパーク」から変わらず。
さらに今回は、思わず感情移入してしまうような切ないシーンもあったりして、ちょっと泣ける。
あまり書くとネタバレになるのでこの辺にしておくけど、エンディングは当然「次へ続く」を示唆している。
米バラエティによると、今年2月に米ユニバーサル・ピクチャーズが、クリス・プラット主演「ジュラシック・ワールド3(原題)」を2021年6月11日全米公開すると発表したのだとか。
前作に続き製作総指揮は、シリーズ生みの親であるスティーブン・スピルバーグとトレボロウが務めるようだ。
まだかなり先の話だけど、本作が面白かっただけに、今から楽しみだわ。
ただ唯一、「炎の王国」という邦題のサブタイトルは如何なものかと。
原題が意味するところとまるで違っているし、そもそも燃えてるの前半だけだし。
子供が見る前提でわかりやすいタイトルってことでこうなったのかもしれないけど、これはいただけない。
まあ、日本語のタイトルっていつもこんな感じか。
最後に余談だけれど、前作の「ジュラシック・ワールド」で圧倒的な存在感を放っていた海の巨大恐竜サモサウルスさんは今回、残念ながら冒頭と終盤それぞれ数秒のカメオ出演のみ。
ただ、終盤の方は次作への伏線と思しきシーンだったので、次もインパクトのある脇役として登場しそう。
そして厳つい見た目とは裏腹、草食恐竜のアンキロサウルスさんが後半、萌えキャラっぷりを発揮。個人的には今回いちばんのお気に入りかも。
そして何より、主人公が窮地に立たされるとまるでスーパーヒーローのように登場する、ヴェロキラプトルのブルー姐さんも大活躍。一番おいしいところを持っていく。
子供の頃の映像なんて、めちゃくちゃ可愛いしね。
シーズンを重ねて恐竜たちも、ますますキャラが立ってきた。
できれば次は、4DXで観てみたいな。
残念ながら近くの映画館では吹き替え版しかないのが難だけど。