AppleがiTunes Storeでの音楽のダウンロード販売を、2019年3月31日で終了するかもしれないとの情報を、Digital Music News(DMN)が伝えた。
その後Appleはこれを否定するコメントを出しているが、音楽ビジネスの中心がSpotifyやApple Musicなどのストリーミングへと移行している昨今、具体的な時期は不明ながら、遅かれ早かれDL販売は終了すると考えていいのかもしれない。
そうなるとやはり気になるのはアーティストの収入。
「アーティストにとってリスナーが購入してくれて嬉しいメディアの順」について以前、日本のHC/djentバンド、Cyclamenのフロントマンでバンドのメインコンポーザーである今西勇人氏が詳しくツイートされてたのを(勝手に)まとめて転載したものを読んでいただくと非常に分かりやすいのだけど(
こちら)ストリーミングで得られる収入は、フィジカルな媒体やDLに比べるとはるかに少なく、ストリーミングがメインの収入になると、いくら「良い音楽」を作っても次作に繋がりにくい。
これでは世の中、ますます「売れる音楽」だらけになってしまう。
売れる音楽 = 良い音楽とは限らない。むしろその逆の方が多い。
ちなみにApple Musicは現在約4000万人の有料加入者がおり、Spotifyは7100万人以上と言われている。
Appleは有償ダウンロードを終了することで、今後ストリーミング利用者がSpotifyを大きく上回ることになると賭けているのではというのが大方の見方らしい。
なんか最近「iTunes Card」が「App Store & iTunesギフトカード」に変わり、これまで頻繁に行っていたコンビニでの割引販売がピタッと無くなったと思っていたら、この辺りが理由だったのかもね。
ダウンロード購入はこのプリペイドカードの割引も魅力だったのに、リスナーとしても無くなると痛いわー。
あ、そういえばAmazonも昨年、本格的なストリーミングサービスのAmazon Music Unlimitedを始めたし、ってことは、あちらもDL販売から手を引く予定なのかしら。('A`)ウワァ